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ラピ

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ラピが死んだ。
23歳6カ月という長い年月、ずっとウチにいた猫だった。

急に物を食べなくなり、うとうととして数日間で逝ってしまった。
私とダンがたまたま帰っていた時の出来事で、私の2本の指で小さな心臓をマッサージされたまま戻ってこなくなった。
母は抱っこの嫌いなラピを抱きしめて大泣きしていた。

ダンとラピが一緒に写った写真はたったの3枚しかない。
といってもまともなのは1枚だけ。
ラピが死ぬ3日前、普段は庭になんて出ないラピが庭にある金魚の入った鉢から水を飲んでいるのでダンを横に座らせて撮った写真だ。

猫も赤ん坊も動くから、なかなか写真を撮るのが難しい。
おまけにラピは写真も赤ん坊も嫌いだからか、御覧の不機嫌顔である。

あとの2枚はダンが動くようになる前の新生児の頃の写真。
ラピを知らない人だと、「あれ、これがラピの写真?」と思うかもしれない。

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でも、私たちにとってはこの写真は典型的なラピの写真だ。
この2枚の写真のように、まさにラピは長年「ウチの景色」の一角をなしていた。

高尾のお寺に亡骸を持っていったら、名前と年齢を書く紙を書かされた。

紙を片手に案内してくれたお寺の人は神妙な顔をして
「13歳ですか、それはそれは…え?あれ、23歳?!」と、驚きを隠せない様子。

私たちは「はい23歳です。」と、これまでも何度も繰り返してきた言い慣れた返事をした。

この言い慣れた返事がいつもと違って変な気がしたのは、この日は長生きで元気な我が家自慢のラピのことを言っているのではなく、庭で摘んだ菊やさざんかの花に埋もれるように眠っていて二度と目覚めることのないラピの話をしていたから。

ラピより小さく生まれたダンは生命力の塊のような元気さで、1年もしないうちのラピの3倍の重さになった。

いつの間にか布切れのように軽くなってしまったラピは、12月だというのに南風が嵐のように吹き20度を超える暖かな日、駆け回っては野ネズミや小鳥を捕まえてきたウチの前の森よりも、ずっと遠いところへ行ってしまった。
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ラピ、死んじゃったのか・・・
悲しい。
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rarappina

Author:rarappina
一応、医者。
時々、社会学っぽく、ゆるい考えをめぐらしてみたり。
陶芸が趣味の自称「粉名人」(時々、パンも捏ねる)。
2009年末に男児を出産し、現在は医業も粉業もお休み中。
旅からの旅への日々から子育ての旅路へ…?

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