久高島へ
10m10D
初めての「子連れ一人旅」は沖縄県の久高島だった。
子供と二人だから一人旅とは言わないか。
久高島はダンが産まれる前に何度も行っている場所で、泊るのはいつも郵便局だ。
子連れとなると飛行機も大変だし、レンタカーもダメだから空港からモノレールとバスと船かなどと考えていると腰は重かった。しかし、以前からかわいがってもらっている郵便局長が空港まで迎えに来てくれるというので思い切って出かけることにした。
この日、ダンは1日のうちに、電車、飛行機、自動車、船に乗った。気がつくと普段の都会暮らしとは全然違う人影まばらなオフシーズンの離島にやってきた。船に乗るのは初めてだ。海だってまともに見たことが無い。
到着した日は波が高く、局長の自家用ボートではなく定期船で島に渡った。ダンは波が定期船の窓に叩きつけるのをびっくりしたように見ている。定期船には高速船とフェリーの2種類があるが、このとき乗った高速船の船長も以前から何度か一緒に釣りに行って良く知っている人で、ダンを抱いた私を見て「いつ産んだの?」といった。
ダンは郵便局に着くと、庭に作られていたウッドデッキで少し冷たい11月の海風にあたりながら遊び始めた。
その辺にあった飲みかけの青い島酒の瓶を転がし、落ちているガジュマルの葉っぱを口に入れては渋い顔をしていた。
初めての「子連れ一人旅」は沖縄県の久高島だった。
子供と二人だから一人旅とは言わないか。
久高島はダンが産まれる前に何度も行っている場所で、泊るのはいつも郵便局だ。
子連れとなると飛行機も大変だし、レンタカーもダメだから空港からモノレールとバスと船かなどと考えていると腰は重かった。しかし、以前からかわいがってもらっている郵便局長が空港まで迎えに来てくれるというので思い切って出かけることにした。
この日、ダンは1日のうちに、電車、飛行機、自動車、船に乗った。気がつくと普段の都会暮らしとは全然違う人影まばらなオフシーズンの離島にやってきた。船に乗るのは初めてだ。海だってまともに見たことが無い。
到着した日は波が高く、局長の自家用ボートではなく定期船で島に渡った。ダンは波が定期船の窓に叩きつけるのをびっくりしたように見ている。定期船には高速船とフェリーの2種類があるが、このとき乗った高速船の船長も以前から何度か一緒に釣りに行って良く知っている人で、ダンを抱いた私を見て「いつ産んだの?」といった。
ダンは郵便局に着くと、庭に作られていたウッドデッキで少し冷たい11月の海風にあたりながら遊び始めた。
その辺にあった飲みかけの青い島酒の瓶を転がし、落ちているガジュマルの葉っぱを口に入れては渋い顔をしていた。
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